冷え性
「女性の8割が冷えている」
なんとも言えない…悲しい結果です。
冷え性は「万病のもと」。
”冷えている”ことも不快な要素の1つではあるけれど、
冷え性が招いてしまった不調は、体のあちこちに影響します。
今日は「女性の8割の方のお役に立てるように」と願いを込めて、書いていきたいと思います。
冷え性にもタイプがある
● 手足の冷え
少食の方や偏った食生活、食べてもうまく吸収できない胃腸が弱い方などに多いタイプ。
タンパク質は取れていますか?筋肉がないと、体を温めることができません。食事を見直すことから始めてみましょう。
● 下半身の冷え
足は冷えているのに、上半身は熱い。もしかしたら、「冷えのぼせ」が原因かも知れません。
長時間のディスクワークや姿勢の悪さ、腰やお尻の筋力不足、更年期のホルモンの影響などが考えられます。まずは、ふくらはぎの筋トレや、山登りなど、できる運動から始めてみましょう♪
● 内臓の冷え
別名「隠れ冷え性」と呼ばれている内臓の冷えタイプ。体の表面は温かいのに、体の中心が冷えている。
お腹にガスが溜まりやすかったり、急にお腹が痛くなりトイレに駆け込んだり。
ストレスなどによる自律神経の乱れが原因です。実はこのタイプは、自分で「冷え性」という自覚がない方が多いんです。深い呼吸を意識して、カフェインの取りすぎにはご注意を。
● 全身の冷え
体の表面も、内臓も冷えているタイプ。基礎体温は36℃超えていますか?
長年の冷え性をこじらせてしまったこのタイプは、まずは内臓の立て直しから行います。胃腸を立て直し、元気を取り戻し、全身に質のいい血液を巡らせましょう。胃腸に優しい温かい食べ物を、ゆっくり食べること。早寝早起き。お散歩や日向ぼっこなどでゆっくりとした運動がおすすめです。
こんなお悩みも冷え性が関係しています。
● 肩こり・頭痛
”冷え性+肩こり”でお悩みの方はとても多いです。血液の滞りや冷えのぼせも症状がひどくなる原因に。
● 腰痛
姿勢の悪さなども全身の滞りを作る原因に。太ももやお尻が冷えている方も多いです。
● 生理痛・生理不順・不妊症
身体の体温が低いと、卵巣内の巡りが悪くなり、卵巣の働きが低下します。 卵巣の働きが低下するとホルモンバランスが乱れ、生理不順が起こりやすくなります。 下腹部やお尻周りの冷えは、生理痛に大きく関係しています。
● 肌荒れ・くすみ・くま
お肌にも血管があり、血液によって栄養が行きわたっています。血行不良により、栄養や酸素が行き渡たることができず、顔色が優れず、クマやくすみの原因に。また、代謝が落ちることで、ターンオーバーが乱れ、古い角質が肌に残ります。それにより、ニキビや吹き出物が出やすくなります。
「足が冷えているだけ。顔は冷えてないから、肌荒れは大丈夫。」
そんなことはありません。
血液は、絶えず全身をめぐっています。どこかの冷えは、体全体の冷えと思って間違いありません。
東洋医学で大切な「気」「血」を過不足なく。
東洋医学では、体を温めることに「気」と「血」が関係しています。
体の循環を助ける「気」。
巡る力「気力」が少ないと全身冷え冷えでやる気もでません。
ストレスなどで巡りが滞ることもあり、「気の滞り」はイライラや頭痛を引き起こす原因に。
体を温める力を持つ「血」。
「血」が足りないことで、顔色が白っぽくなったり、不眠、生理不順の原因に。
「血」が滞ることもあり、くすみやしみ、頭痛、肩こりの原因に。
「気」も「血」も。
少なすぎてもダメ。滞ってもダメ。
”ちょうどよく、スムーズな巡り”が大切です。
少ない時は、食事を見直し、滞る時は、軽い運動を。
自分なりの暮らしを見つめる良い目安になります。
明日から始めてみよう!朝の白湯生活。
朝いちばん、最初に口にするものを「白湯」にするのはいかがでしょうか?
コーヒーではなく、「白湯」です。
冬でも寝ている間に汗はかくもの。
内臓も夜の間は静かに働きを休めています。
胃腸や自分の体をやさしく起こしてあげる意味も込めて、
”ちょうどいい温度の白湯”を、ゆっくりじんわり五臓六腑に染み渡るように飲んでみましょう。
体の芯から温まってくるのを感じることができます。
正しい白湯の作り方は、”やかんで沸かしてカルキを飛ばしたもの”…らしいですが、
まずは手始めに、電気ケトルや電子レンジで十分です。
温度は、50℃。
50℃って…よく分からない。
そんな方は、コンビニのホットのお茶くらいが、スッと飲みやすくベストな温度としておすすめしています。
冷え性にだけでなく、代謝アップや便秘などに効果的ですので、
朝いちばんの「白湯」生活、おすすめです♪
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