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自律神経

自律神経って…
分かるような分からないような…

「骨が折れた!」
「にきびができた!」
のような目に見えて分かるものではないからこそ、


「私の心の問題なのかな…」
「気にしすぎなのかな…」
と、自分にベクトルを向けてしまう方も多いのが自律神経関連です。

自分にベクトルを向けてしまう方は、
基本、心が優しくて、責任感があり、相手に気遣いができる素敵な方が多いので、
そんな方が自律神経のせいなのに、
自分を乱してしまうのはどうも納得がいかない。

自律神経が及ぼす心身の影響を十分に知るということは、とても大切なことだと思っています。

自律神経の乱れは、病気の入口。

「あなたの体を自動で”ちょうどいい感じ”にしてくれる機能。それが自律神経です」著書小林弘幸氏より

自律神経というのは、非常~によくできた、そして繊細な機能です。


最近は、家電も車も何もかも、自動で「ちょうどいい感じ」にしてくれる時代になりました。
お米の炊き具合も”ちょうどいい感じ”に炊き上がる。
洗濯も、”ちょうどいい感じ”に綺麗にしてくれます。

このプログラムされた”ちょうどよく仕上がる装置”。それが自律神経です。
私たちが意識しなくても、指令を出さなくても。
心地よく暮らせているのは、全て自律神経のおかげです。


● 絶えず循環している「血液循環」。
● 夏の暑い日でも冬の寒い日でも、いつも36℃の”ちょうどいい体温”にコントロールされている「体温調節機能」
● 腸の働き環境を維持する「腸内環境」


当たり前に起きている体のすべてをコントロールしているのが「自律神経」です。

人は、便利さから急に不便さを感じたときに、
当たり前の幸せは当たり前ではなかったことに気が付きます。

今更…手で洗濯しましょうと言われたら、私は発狂してしまいます笑

その、急な不便さを身体の中で感じた時に、
違和感を覚え、「あれ?なんだか体調が悪いかも…」と感じ、初めて自律神経の存在に気が付きます。

自律神経の乱れは、些細な変化から始まります。
些細な変化が大きな変化となった時、「病気」として感じることが多いのです。


自律神経の乱れのサイン

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つでバランスを取りながら、体の機能をコントロールしています。

● 「交感神経」…戦闘モード、緊張モード、アクセル。体の活動や興奮を高めます。
● 「副交感神経」…リラックスモード、休息モード、ブレーキ。体の安静・回復を高めます。

大切なのは、「両方高いレベルでバランスを取りあっていること」

どちらかに偏り過ぎてもいけないし、
バランスは取れてはいるけど両方元気のない状態でもいけません。

元気なんだけど風邪をひきやすい とか、
体の基礎体力がない、食欲が落ちやすい(胃腸が弱い)、ぐったり無気力 などは、
両方のバランスを引き上げることが重要です。

【日常生活にちょっと不便を感じる自律神経の乱れ】
☑ 質の良い睡眠は取れていますか?
☑ 食欲はありますか?お腹は空きますか?
☑ 億劫だな、やる気が出ないな、とにかく眠いなどはありませんか?
☑ 好きだったことがめんどくさくなっていませんか?
☑ いつも以上に疲れを感じていませんか?
☑ 気が張りすぎていませんか?
☑ 手足、冷えすぎていませんか?
☑ 漠然とした不安を抱えていませんか?

【重度な自律神経の乱れ】
☑ 全身のだるさ、倦怠感
☑ 汗が止まらない
☑ 頭痛
☑ ひどい肩こり
☑ 手足のしびれ
☑ めまい
☑ 動悸
☑ 不整脈

☑ 過敏性腸症候群
☑ メニエール病
☑ 機能性ディスペプシア

【自律神経は、「変化」がとても苦手です】
☑ 4月5月に体調を崩しやすい
☑ 季節の変わり目に体調を崩しやすい

「変化」には大きなストレスが付き物です。
原因不明の不調は、自律神経からのサインかも知れません。

自律神経と鍼灸

東洋医学では、2000年も前から「陰陽のバランスが崩れると病気になる」ことに着目をしていました。この「陰陽バランス」が現代でいうところの「自律神経」です。

「陰陽バランス」には、
● 陰と陽、どちらかが多い or  少ない
● 陰と陽、どちらも少ない

という概念があり、最近の自律神経研究がようやく東洋医学に追いついてきました(笑)

東洋医学からの目線だけではなく、
科学的に研究された鍼のメカニズムによっても、

皮膚に鍼を刺すことで、自律神経のバランスが整うことが分かっています。
もう鍼灸は、摩訶不思議なものではないんですね。

面白いのはですね、
「鍼の刺す”深さ”によって、自律神経に働きかける作用が違うということ」

パルシェのような”浅い優しい鍼”は、副交感神経を高め、交感神経を抑えます。
太い鍼で刺激の強い鍼灸は、交感神経を高め、副交感神経を抑えます。

パルシェでは、「患者さんに合わせて、刺激量を調整する」がモットーです。
この辺のさじ加減が、「陰陽バランス(自律神経バランス)」を、
”心地よく整える”に繋がっています。

「日常のパフェ―マンス」「疲れ」「ストレスケア」の自律神経コントロール術

私は、世間でいう「ワーキングマザー」です。

働く女性の顔もあり、ママの顔もあり、妻の顔もたまにあり。
そして、自分という顔もあり。(主に、嵐に夢中になっている時)

どれにおいても、嘘の顔はありません。
全てにおいて「私」です。

全て大切にしたいことなのに、どこかの歯車が狂いだすと、全てに影響を及ぼす辛さも知っています。

女性の役割が増えた今、
「自律神経の大切さ」をもっと多くの女性に知ってほしいと願います。

☑ 何となく疲れが取れない
☑ 集中できずに、やる気がでない(時間だけが過ぎていく)
☑ イライラしやすい、落ち込みやすい
☑ 好きなことを楽しめる余裕がない
☑ シンプルに体調が悪い

自律神経は、日常のパフォーマンスに大きな影響を与えます。

仕事中は、交感神経を働かせ効率よく質の良い仕事をし、
家に帰ったら、副交感神経を働かせ、優しいママでいたい。
きっと、誰しも願う、暮らし方です。

● 疲れにくい
● 集中力が続く
● メンタルコントロールができる
● 休む時間は休む
● 体調がいい

そんな日常には、「自律神経コントロール」がとても重要です。


パルシェでのひとときが、
忙しい皆様の、ほんの一瞬の深いリラックス時間として味わえてもらえたら嬉しく思います。

自律神経が整った先にある、
旅行の話や子供の話、仕事の話を聴くことが、私のやりがいに繋がっていますので。

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